初即の思い出

 
2017年、本格的(?)にストを初めて、街に繰り出す時間が増えた。
ストリートですれ違う女性を観察すればするほど、
己の性的衝動と向き合う機会になる。
 
自分磨き(シコシコ)の回数も極端に減らし、
女性へ向ける視線の解像度も自然と高くなる。
 
湧き上がるリビドーをきちんと意識するように、
Hapのガチャピンもムックムックである( ̄^ ̄)ゞ
 
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某所、桜満開の日、週末。
 
夕方、美容室の予約を入れ、心なしか爽やかになり桜満開の公園を歩く。
 
気持ちのよい風、気持ちのよい景色。
皆、お酒を片手にワイワイとガヤガヤ。
少し小道を行けば、桜の葉の揺れる音が聞こえるような静かな場所が広がっている。
 
 
公園に隣接している小さなお店には人が賑わっていた。
テラス席、明るいアッシュ系の髪色の子がちょうど出てくるところ。
 
上着の袖を指で内側に引っ張るように、小さなクシャミをした姿にトキメキを覚え、
すかさず平行トーク
 
桜きれいですねー、お一人ですか?
 
あ、はい。(なんだナンパか…というようなリアクション)
 
僕さっき三人で花見に来ててこれから帰るところだったんですけど、
先輩にあの子一人だから声掛けてこいよって言われて来ちゃいました 笑
よかったら軽く一杯だけお花見しません?
 
ビール飲めないんです。
 
お酒何好きなんですか?
 
→別のお店のオープンテラスへ連れ出し。
 
僕さっき三人で…の下りは、声掛け自体を他者の理由にすり替えるという意味で非常に有用だと思う。
(どなたかのツイートだったか、出典元を失念してしまいました)
 
 
連れ出しからすぐに恋愛トークに切り替え、
適時別の話題に振ってまた恋愛トークに戻す。
なんだかんだで盛り上がり、夕方の17時から24時近くまで3件ハシゴ。
 
いよいよ脳裏に”即”の文字がちらつき、自分も内心ドキドキしていた。
 
終盤、相手に「家までのタクシー代出すから嫌だったら帰りな、明日もあるし」と
言い訳を与えてみた。
逆にそれが効いたのか、多少のグダはあったものの無事自宅に連れ込んだ。
 
薄暗い自分の部屋に、数時間前に知り合ったばかりの美しい女性がいる。
不思議な光景だった。
 
なるべく優しく、なるべく楽しく接するように務めた。
(そして合体15秒でイッた 笑)
 
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一緒に朝食を食べて、
髪型をセットしている僕の姿を
その子はとても優しい表情で見ていた。
 
ブサイクが好き〜
誰がブサイクじゃ 笑
 
などと、他愛のない時間を過ごし、一緒に笑った。
 
その子を改札まで見送り、部屋に戻る。
ベット周りを整え、食器を洗い、掃除機をかける。
 
空間に記憶された人間の気配が、
徐々に二人から僕一人へと戻っていく。
 
 
 
 
なるほど、ココが目的地だったか、と思った。
 
ストを始めてココを目標にしてきた。
僕は心底渇望して僕なりに努力しココに立ちたくて向かってきた。
 
ココには達成感がある。
しかし、相手が人間である以上、達成感を獲る事と引き換えに、
相手への配慮が自分を支配する、
ココはそのスタートラインだった。
 
一人目、それも偶然がそうさせた一人だったかもしれない。
例えば、今後何人とこの流れを通り抜けても、
この分岐点で立ち止まり、さらに思考しないといけない。
 
男としての経験値を上げたいのか?
理想の恋人を手に入れたいのか?
 
この子じゃないのか?
この子なのか?
 
この二択には雲泥の差の未来がある。
そして相手を傷つけたくない。
 
 
SEXは、共有するものであり、
少なくとも両者に何かしらの感情を芽生えさせる行為。
賢者モードと相まって、過剰な親切心と敏感すぎる貞操観念が
そんな事を思わせているのかもしれないが、
長かれ短かれ、僕はココのさらに先へ行く切符を手にした。
 
僕だけが切符を持っているのか、
あるいは相手だけか。
あるいは。
 
 
携帯の画面に表示された文字を見ながら、そんな事を考えた。
 
また会いたいな」。
 
 
 
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目標:10
達成:1
 
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